Visualizer
Visualizerは、EffeTuneで処理した音声を自由に組み合わせた画面に表示します。波形、スペクトラム、時系列のスペクトログラム、ステレオの広がり、音符のスペクトログラムに、ジャケット画像や曲情報を重ねられます。表示を変えても音は変わりません。
開き方と拡大表示
PCではヘッダーの Effect Pipeline、Music Library の隣にある Visualizer を選びます。モバイルでは プレーヤー タブ内の Visualizer を選びます。デスクトップアプリでは 表示 > Visualizer からも開けます。設定 > 環境設定… で起動時の表示にも指定できます。
まずは組み込みのプリセットから選んでみてください。16:9、21:9、4:3、1:1、9:16の比率ごとにデザインが並びます。選ぶと現在のレイアウトが置き換わります。グラフには、エフェクト処理後、音声出力の直前の信号が表示されます。
各比率に8種類、合計40種類のレイアウトがあります。Stereo Workbench は左右のチャンネルを比較し、Phase & Level はステレオの定位とレベルを見ます。Frequency Timeline と Transient Lab は周波数成分の時間変化、Harmonic Atlas と Practice Roll は検出された音名の動きを見るためのものです。Album Cinema と Pulse Geometry は音楽を眺めて楽しむデザインです。
表示領域にポインターを重ねるかタップすると ⛶ が現れます。押すと、指定した縦横比を保ったままアプリの表示領域いっぱいに拡大します。端が切り取られることがあります。再度 ⛶ を押すか、Esc またはモバイルの戻る操作で元に戻ります。デスクトップアプリでVisualizerの表示中にミニプレーヤーへ切り替えると、再生操作の上に表示が付きます。
レイアウトを編集する
Edit を選ぶと編集できます。変更はすぐ表示に反映され、次回の起動時にも復元されます。名前を付けて残したいときは、プリセットダイアログの 保存 を使ってください。編集するだけでは保存済みプリセットは書き換わりません。
編集画面では左側に全体設定・アイテム一覧・画質、中央にキャンバス、右側に選択中のアイテムの設定が表示されます。
- 縦横比、背景色、背景画像を選びます。大きな画像は表示に合わせて縮小して取り込まれます。テーマの色では、このレイアウトのグラフ基調色、淡いグラフ色、細かいグリッドと強調グリッド、グラフのラベル、軸タイトル、メーター目盛りの色を変えられます。音の波形に使うパレットは変わりません。変更していない色には、現在のEffeTuneテーマに関係なく標準のダークテーマの色が使われます。変更を戻すには 既定の色を使用 を選びます。
- Oscilloscope、Spectrum、Spectrogram、Stereo、Level Meter、Notes、Chroma Spiral のグラフや、Artwork、Title、Album、Artist を追加できます。ドラッグで移動し、四隅をドラッグして大きさを変えます。グリッドへの吸着で位置を揃え、前面・背面の操作で重なり順を変えます。 アイテムを選択してCtrl+D(MacではCmd+D)を押すと、グリッド1マス分ずらして複製できます。Altを押しながらドラッグすると、複製をそのまま配置できます。
- グラフでは表示する音声チャンネルを選べます。初期状態は出力チャンネル1–2です。単一チャンネルを選ぶと左右両方に同じ信号が表示されますが、Level Meterは1本の棒で示します。左右・上下の反転もできます。
- 色の種類 の初期値は 単色 で、専用の色選択で色を決めます。新しいアイテムの単色には、標準のダークテーマのグラフ描画色が使われます。グラデーション では色の停止点を編集でき、23種類のプリセットからも選べます。Hue は時間とともに色を変え、Scroll はグラデーションを移動させます。どちらも速度を調整できます。色の種類を切り替えても、単色の色とグラデーションの設定は残ります。
- 各グラフは アイテム で調整します。Title、Album、Artist の文字にはサイズ、フォント、揃え位置、太字、斜体 を個別に設定できます。選んだフォントが端末やブラウザーで使えない場合は、別のフォントで表示されます。ジャケット画像には角丸を設定できます。グラフの設定は次の節で説明します。
グラフを読み、調整する
Spectrum は周波数ごとのレベルを示し、直近のピークは徐々に下がります。向き は初期設定の 横 では周波数を左から右に、縦 では低音を下・高音を上に表示します。縦では鍵盤が左に移り、レベルは右へ伸びます。表示 は 線 と 棒 を切り替えます。棒 では 量子化 が初期状態でオンになり、棒の高さをブロック単位にそろえ、ピークも1ブロックで表示します。レベルの計算値は変わりません。ポイント数 を増やすと近い周波数を分けやすくなりますが、変化への反応は遅くなります。周波数スケール は 対数、低音域をより細かく解析する 対数(HQ)、同じ周波数幅を同じ間隔で示す 線形 から選びます。新しいグラフの初期値は 対数(HQ) です。dB範囲 をより小さい負の値にすると、静かな成分まで表示できます。鍵盤 は音名の目安を加えます。軸とグリッド、軸のラベルと数値 は目盛りの表示だけを変えます。これら3つの表示は初期状態でオフです。
Spectrogram は縦方向に周波数を示し、新しい測定結果を時間とともに横へ流します。強い成分ほど選んだパレットで目立つように表示されます。ポイント数、周波数スケール、dB範囲、鍵盤、軸の設定は Spectrum と同じ役割です。初期値は 対数(HQ) と4096ポイントです。ポイント数を増やすと細部を見やすくなりますが、音の変化が表示に出るまでの時間は長くなります。
Stereo は左右のチャンネルを組み合わせて描きます。軌跡とピークの輪郭から広がりとレベルを、相関とバランスの表示から左右の似かたと偏りを読み取れます。窓幅 は直近の音を何ミリ秒分表示するかを10~1000 msで設定します。短いほど瞬間的な変化を追いやすく、長いほど表示が安定します。軸の設定で目盛りを表示・非表示にできます。 相関 と バランス の設定で、それぞれの表示を個別に切り替えられます。
Level Meter は初期状態で各チャンネルのレベルを−96~0 dBの棒で示します。dB範囲 で表示下限を−144~−48 dBに設定できます(初期値は−96 dB)。向き で初期設定の 横 から 縦 に切り替えられます。細い線は直近のピークを1秒間保持し、OVERLOAD はクリッピングを5秒間知らせます。軸とグリッド はdBの線、軸のラベルと数値 はその数値を切り替えます。レベル値 では保持されたピーク値を別に表示できます。これら3つは初期状態でオフですが、OVERLOAD は表示されます。棒の色には 単色、グラデーション、ヒートマップ を選べます。
Oscilloscope は選択した音声チャンネルの波形を時間に沿って表示します。横軸はミリ秒単位の時間、縦軸は振幅です。表示時間 は表示する時間を1〜100 ms(初期値10 ms)で設定します。短い時間では短い変化を詳しく見られ、長い時間ではより長い波形を確認できます。トリガーモード の初期値は 自動 で、トリガーがなくても波形を更新します。通常 では信号が トリガーエッジ で選んだ 立ち上がり または 立ち下がり の方向に トリガーレベル を横切るまで直前の波形を保持します。トリガーレベル は波形を取り込む位置を−1〜1(初期値0)で設定します。ホールドオフ はトリガー間の最小時間を0.1〜10 ms(初期値0.1 ms)で設定し、値を大きくすると短い間隔での再トリガーを抑えられます。表示レベル は振幅の表示範囲を−96〜0 dB(初期値0 dB)で設定します。値を低くすると、小さな振幅の波形も大きく表示されます。垂直オフセット は波形の上下位置を−1〜1(初期値0)で調整し、正の値で上へ、負の値で下へ動かします。軸とグリッド と 軸のラベルと数値 で目盛りとラベルを表示できます。どちらも初期状態ではオフです。波形が繰り返す音を使い、表示が安定しない場合はトリガーのレベルと方向を調整してください。波形は目安として使い、正確な測定には使わないでください。
Spectrum、Spectrogram、Stereo の 入力ゲイン は、そのグラフへ送る信号だけを−24~+24 dBで増減し、再生音は変えません。まず0 dBにし、静かな信号を詳しく見たいときは上げ、グラフが上限に張り付くときは下げてください。
Notes は検出した音高の変化を時間に沿って示します。音高分解能 は半音単位の 1/12オクターブ と、より細かい 高分解能(1/60オクターブ) を切り替えます。配置 は履歴の向きを変え、表示時間 は見える履歴を1~10秒に設定します。音量 は音高の確からしさに加えて音の強さも表示します。最低音 と 最高音 は解析する音域、同時検出音数の上限 は同時に扱う音符の候補数を決めます。関係のない音符で表示が混み合うときは、音域を狭めるか候補数を減らしてください。鍵盤 はピアノの鍵盤を表示します。鍵盤と軸の設定は初期状態でオフです。グラデーション では 全範囲 が表示音域全体に色を割り当て、1オクターブ は音名ごとに色を繰り返します。
Chroma Spiral は検出した音を1周1オクターブの渦巻きに並べます。表示 で Dots と Fill を切り替え、最低オクターブ と 最高オクターブ で音域を設定します。周波数の傾斜 は周波数による強調、レベル範囲 は小さい音の見え方、表示下限 は表示する最小レベルを調整します。
SpectrumとChroma Spiralの 色の種類 では、固定の 音符の色 と ヒートマップ を選べます。Spectrogramではヒートマップ、Notesでは音符の色を選べます。音符の色は12音の配色を1オクターブごとに繰り返し、時間で変化しません。Spectrumでは音の間の色も滑らかにつながります。Spectrumの 棒 表示では、バーごとに中心周波数に対応する1色を使います。ヒートマップは強い音ほど明るい色で示し、弱い部分は黒く塗らず透明に近づけます。Stereoと文字アイテムでは単色とグラデーションを選べます。
動きと演出を加える
アイテムや背景に演出を追加できます。順序を変えると見た目も変わります。強さ は演出の強さです。Opacity は透明度を変え、動かすと点滅にも使えます。Glow、Outline、Blur は輪郭の強調やぼかし、Trail は残像、Trail Feedback は残像を拡大・縮小、回転、移動させます。Scale Pulse は伸縮、Symmetry は中心周りへの反復、Shake は揺れ、Particles は小さな点の放出を加えます。Ken Burns は背景画像やジャケット画像をゆっくり動かし、Flash は背景を明るくします。
Trail Feedback の ズーム は、残像が繰り返されるたびに大きさを−2~+2%の範囲で変えます。正の値で拡大、負の値で縮小し、0%で拡大縮小なしです。初期値は+2%です。回転角度(°) で、残像が繰り返されるたびに回る向きと角度を−3~+3°で設定できます。正の値で時計回り、負の値で反時計回り、0°で回転なしです。横方向の流れ は正の値で右、負の値で左、縦方向の流れ は正の値で下、負の値で上へ残像を動かします。両方を組み合わせると斜めにも流せます。1回あたりの流れの範囲はアイテムの幅・高さに対してそれぞれ−1~+1%で、0%ではその方向に動きません。ズーム、回転、流れの大きさは 強さ によっても変わります。
演出は一定の強さにするほか、Time に合わせて変化させたり、音全体の Level や低音の Bass に反応させたりできます。反応の深さ は反応の大きさ、速さ は時間による変化の速さです。まず演出を1つ、弱めに設定して、見やすさを確かめながら増やしてください。例えばスペクトラムにGlow、ジャケット画像に低音連動のScale Pulseを加えられます。
動きが重い場合は表示品質を下げるか、演出を減らしてください。自動 は状況に応じて品質を調整します。
プリセット、バックアップ、音声との同期
プリセットダイアログでは、現在のレイアウトを名前を付けて保存し、読み込み、改名、削除できます。組み込みプリセットはそのまま残ります。設定 > バックアップ / 復元 には、名前を付けたVisualizerプリセットとその背景画像が含まれます。編集中の現在のレイアウトはバックアップに含まれません。Effect Pipelineの共有リンクにもVisualizerのレイアウトは含まれません。
設定 で 表示を音声に同期 を有効にすると、表示を聞こえる音に合わせるため、音声が遅延することがあります。グラフが表示できない場合は、オーディオ設定 で WebAssembly 音声処理を使用する が有効か、EffeTuneを通して音声が再生されているかを確認してください。
デスクトップ版では、ハードウェア アクセラレーションを使用 が初期状態でオンです。画面がちらつく、または更新されなくなる場合は、設定 > 環境設定… でオフにしてEffeTuneを再起動してください。表示の問題が繰り返されると、自動的にオフにして再起動します。再度試すときは、同じ設定をオンにして再起動してください。